2014-12-05 16:00:06
ブルーナといた夏 その41
きょろきょろと 室内を見渡しながら テーブルに案内
されて 不安と車酔いのため よだれでべとべとになった
ふうちゃんを抱いたまま 腰を下ろす。
s籐夫人が お茶を淹れてくださっている間、
「せっかく、シーザー見てたのに~。触らない、話しかけない、
目を見ない、でしょ。」
お気に入りのカリスマドッグトレーナーのシーザーの番組を
この夏はずーと見っぱなし。
トラブルを抱えた犬も このドッブトレーナーのシーザーに
かかれば 問題解決、どんな子もよい犬になるのだ。
世界が自分中心の犬には まず、相手をしないこと、威厳を
持った態度で接すること、など 教訓満載。
新入りの子犬を抱えた私たちは 犬たちの注目の的、だから
まずは 「無視」という 対処をする方が正解と思えた。
なのに。
「そうだったね。忘れてた。ごめんね。俺だめだね。」と、
反省しきり。
「駄目じゃないけど。」

「今まで、大変でしたね。ご苦労様」
「最後に、ブルーナと長女を10月20日に」
「ブルーナは あなたたちを親だと思っているの。また引き離される
のだから、しばらくは 新しい飼い主さんが大変かもね」
「あっでも、ブルーナは もらって下さる方が大好きで初めて会った時
から、特別でした。ご主人には、臼澤よりなついているくらいで。」
「子犬と一緒に母親ももらって下さるなんてよかったわね。
でも、言っておいてあげないと子供は 何をやっても可愛いので
許されてしまう。母親より自分が偉いと思ってしまわないように、
一番はブルーナをって。」
三か月のわたしたちの労をねぎらいながら、窓から見える庭では
たくさんの成犬が走り回っている。
子犬5匹より体力が要りそうだ。

「わたしは、この子たちから元気をもらっているの。何年も
風邪もひいたことがない。」

里親さんにお渡しする誓約書、食べなれたパピーフードと
ブルーナの臭いのストール(男の子だからグレー)を託して暇乞い。
私たちに、おいしい手土産までいただいて、門のところまで
犬たちの中を引率していただく。
「は~い、はいはい。よ~しよしよし。はいはい。」
夫はカーディガンの端を何匹かの犬に 引っ張られて
よろけている。
「ちょっと 駄目かも。(ミュート)」

          つづく・・・・
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